環境問題

2010年8月20日 (金)

植物のCO2吸収量減少

<CO2>植物の吸収量減少 温暖化影響か 米大学分析
8月20日3時5分配信 毎日新聞

 陸の植物が光合成で取り込む二酸化炭素(CO2)の量が、減少に転じた可能性のあることが、米モンタナ大の分析で分かった。温暖化による気候変動が植物の成長に影響しているとみられる。20日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
 植物は、温暖化の原因となるCO2の重要な吸収源。07年に公表された国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第4次報告書では、今世紀半ばごろまでは陸上のCO2吸収量が増え続けると予測しているが、減少傾向が事実なら、対策の大幅な前倒しが必要になる可能性がある。
 研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の衛星による過去10年間のデータを分析。陸の植物が光合成で吸収したCO2から、呼吸で放出した分を差し引き、CO2の蓄積量を推計した。
 その結果、00~09年は年間蓄積量の平均が535億トン(炭素換算)と推定された。この10年間は蓄積量が減少傾向にあり、減少幅は5億5000万トン。CO2に換算すると20億2000万トンで、日本の年間排出量の1.6倍に当たる。別の研究では、82~99年の蓄積量は増加傾向だった。この10年間は、気温測定が始まった1880年代以来、最も気温が高い10年間とされる。

悪循環はこれからもっと加速するでしょうね。

盆に田舎で過ごしたとき、
夜、家の中は熱がこもって暑かったんですが、
外に出るとすごく涼しくて秋を感じました。
山や川の自然がある環境はやっぱり大切です。
連日猛暑日ですが、街ではまだ感じられない季節の移り変わりを
田舎でははっきりと感じられるんです。

温暖化はこれからもっとひどくなるでしょうから、
今残ってる自然はやっぱり貴重なものですから、
大切に守らないといけないと思いますね。

街と田舎とではインフラに大きな差があります。
街に比べると田舎で生活するには決して便利ではないですが、
それでもやっぱり田舎は田舎であって欲しいって思います。

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2010年6月12日 (土)

海面上昇でもツバル沈まず?

<温暖化>「海面上昇でもツバル沈まず」 英科学誌に論文
6月9日12時37分配信 毎日新聞

 【ジャカルタ佐藤賢二郎】「太平洋の島々は成長を続けており、海面が上昇しても沈むことはない」--。そう主張する研究論文が英科学誌「ニュー・サイエンティスト」に掲載され、議論を呼んでいる。
 ツバルやキリバス、ミクロネシア連邦など南太平洋の島々は温暖化による海面上昇の影響で、将来的には地図上から消える「沈む島」と呼ばれてきた。
 論文のタイトルは「変形する島々が海面上昇に挑む」。過去60年間に撮影された航空写真と高解像度の衛星写真を使い、ツバルやキリバスなど太平洋諸島の27島の陸地表面の変化を調査した。
 その結果、海面は60年前よりも12センチ上昇しているにもかかわらず、表面積が縮小しているのは4島のみ。23島は同じか逆に面積が拡大していることが明らかになった。ツバルでは九つの島のうち7島が3%以上拡大し、うち1島は約30%大きくなったという。
 拡大は「浸食されたサンゴのかけらが風や波によって陸地に押し上げられ、積み重なった結果」であり、「サンゴは生きており、材料を継続的に供給している」と説明。1972年にハリケーンに襲われたツバルで、140ヘクタールにわたってサンゴのかけらが堆積(たいせき)し、島の面積が10%拡大した事例を紹介している。
 研究に参加したオークランド大学(ニュージーランド)のポール・ケンチ准教授は「島々が海面上昇に対する回復力を備えていることを示す」と指摘し、「さらなる上昇にも対応する」と予測。一方、海面上昇が農業など島民生活に影響を与えることは避けられないとして、「どのような地下水面や作物が温暖化に適応できるか調べる必要がある」としている。

過去60年間で12cmの海面上昇なら、
今後60年間ではどれだけの海面上昇が見込まれるんでしょ?
上昇ペースが上がると思うんだけど、
そのペースに島々が備えてるという "回復力" がついてこれるんでしょうか。
温暖化でサンゴも白化などの影響が出るでしょうに。
…とか、素人考えの疑問が出てくるんですが。

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2009年9月14日 (月)

北極海の新航路

北極海 温暖化でアジア・欧州「最短航路」
9月13日21時39分配信 毎日新聞

 北極海のシベリア沖「北東航路」を経由し、ドイツの貨物船2隻が今月上旬、韓国・蔚山からロシアのオビ川河口のヤンブルク港にたどり着いた。貨物船を運航する「ベルーガ海運」社(独北部ブレーメン)によると、北東航路の欧米商用船の航行は初めてで、地球温暖化で北極海の氷が急速に解けているため夏季の航行が可能になったという。北東航路はアジアと欧州を結ぶ最短の新航路として将来性が注目されている。2隻は今後、積み荷の一部を降ろし、ノルウェー北岸を経てアムステルダムを目指す。

寒冷区域では地球温暖化も歓迎されてるんやね。
全てじゃないやろけど。

商用船の航路となるとさらに北極海に温暖化が進む。
人間も生活する上で利用できるものは利用するもんな。
改めて難しい問題だと感じるなぁ、地球温暖化。

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2009年8月12日 (水)

セーヌ川に帰ってきたサケ

パリのセーヌにサケ戻る=水質改善、1000匹遡上か
8月12日7時16分配信 時事通信

 【パリ時事】パリを流れるセーヌ川で80年近く前に姿を消したサケが、水質改善を反映し、続々と戻ってきていることが分かった。仏全国釣り連盟の責任者はAFP通信に「今年は予想以上の増加ぶり。1000匹が遡上(そじょう)したとしてもおかしくない」と話している。
 セーヌ川を泳いでいた大西洋サケは、工場・生活排水などの影響で20世紀前半に消えた。しかし、仏国立農業研究所が大西洋岸とパリの中間点のルーアン近郊ポーズの堤防に設けた観測システムは2008年、計260匹のサケの通過を確認。同年10月にはパリ下流のシュレーヌで重さ7キロの大物が捕獲された。今年7月末にも6キロのサケが釣り上げられたばかり。
 仏当局は過去15年間、新たな浄水施設の設置などでセーヌ川の水質改善に努めてきた。この川に近年養殖サケが放された例はなく、天然のサケが回帰しているという。 

これ本当に素敵なことですね。

セーヌと言えば世界的に有名な川ですし、
フランスの象徴の1つでもある川。

そんな川が蘇ったとなったら、水質改善に取り組んできた人たちに
とったら、これほど嬉しいことはないでしょうね。

昔の綺麗なセーヌを知ってる人にとってみれば、
"帰ってきた" サケたちは、我が子のように思えるかも
しれないですね。

 人間が汚したものは、人間が元に戻せる

これを証明してくれたように思います。
努力は報われるってことですね。

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2009年6月 9日 (火)

梅雨入り

<梅雨入り>東海以西で、平年より1~11日遅く
6月9日11時12分配信 毎日新聞

 気象庁は9日、東海、近畿、中国、四国、九州の各地方が梅雨入りしたとみられると発表した。沖縄と奄美地方に続く梅雨入りで、それぞれ平年より1~11日遅く、昨年より12日遅い。

 梅雨入りが遅れた要因について、気象庁は「太平洋高気圧の勢力が平年に比べて弱く、梅雨前線が押し上げられずに日本列島から離れていたため」と説明している。各地方は今後1週間、曇りや雨の日が多い見込み。関東甲信地方は11日にも梅雨入りする見通しだという。

いよいよ梅雨かぁ。。

しばらく愛車を洗えてないけど、
しっかり降ってくれたら洗わんで済みそう…かな?

じめじめは嫌やけど、
梅雨らしく、そこそこ雨降ってくださいよ。

米やその他の農作物にも良い梅雨であって欲しい。
水不足にならんようにお願いします!!

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2009年4月23日 (木)

アースデイ

もう昨日になってしまったけど、4月22日は 「アースデイ」 だったんやってね。
Google のトップページの画像もアースデイ仕様になってた。

アースデイ…地球の日。地球に感謝する日らしい。
各地では色んなアースデイのイベントをやってるらしいね。
知らんかった。。

僕は昨日、地球のために何かできてたかな…。

客先で打ち合わせがあったのでマイカーで行ってきた。
僕の乗ってる車はトヨタ・ノア。
低排出ガス車とは言え、ガスは出してるから地球のためにはなってないよな。

う~ん。。。

来年は絶対に何か地球のためになることをやってみようと思う。

◆◇アースデイJP◇◆

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2009年4月13日 (月)

ミツバチ不足…果樹に影響

ミツバチが大量死、果樹の授粉に影響…巣箱の盗難も相次ぐ
2009年4月12日(日)13時34分配信 読売新聞

ハチミツをつくったり、花粉交配に欠かせないミツバチ。「例年の半分以下しかいない」と杉浦さん(愛知県半田市で)=尾賀聡撮影 [ 拡大 ]
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 ミツバチが足りない--。ミツバチを使って授粉させているイチゴやスイカ、ナスなどの栽培農家が、全国的なミツバチ不足に、「このままでは収穫に影響する恐れがある」と危機感を募らせている。

 原因は、害虫駆除のために散布された農薬や、寄生虫の発生で、ミツバチが各地で大量に死滅するなどしたため。ミツバチが手に入らなくなった果樹農家では、ハチに代わって授粉作業に追われているほか、養蜂農家から巣箱ごと盗まれる“事件”も相次いでいる。

 ミツバチは、蜂蜜の採取のほか、花から花へと花粉を運ぶ習性を生かして、果樹などの授粉作業に使われているが、昨年夏以降、各地で激減し、ミツバチ不足が深刻化している。

 愛知県半田市の郊外で、養蜂業を営む杉浦利和さん(50)も、ハチの入っていない巣箱を前に、「例年なら100箱以上のハチを園芸農家に貸し出しているが、今年は、自分のところで蜂蜜採取用のハチを確保するのが精いっぱい。園芸農家へ回す余裕は全くない」と肩を落とす。杉浦さん方も昨年からハチが徐々に減り、気がつくと半分以下になっていたという。

 県内の養蜂農家は十数年前まで、100軒以上あったが、高齢化などで年々減少。現在は80軒ほどになり、今回の大量死で、「これではやっていけない」と廃業を考える農家も出ているという。

 緊急の全国調査を実施した農林水産省は10日、ハチ不足は山形、静岡、栃木など21都県に及んでいると発表。大量死に加え、海外でハチの伝染病が確認されたため、昨年冬から女王バチの輸入ができなくなっていることなどが、不足に拍車をかけているとして、各都道府県にミツバチの需給調整体制を構築することなどを指示。ミツバチの販売価格も高騰し、例年の3割増から倍以上になっているとして、引き続き、調査することにした。

 また、愛知県内では昨年秋以降、養蜂農家や果樹農家から、ミツバチの入った巣箱の盗難が続発。県養蜂協会が把握しているだけでも、70箱以上(1箱6000~7000匹)が被害に遭ったといい、防犯カメラを設置する農家も出ている。

 一方、同県内では、西尾市や吉良町などの梨産地で、約1割の農家がミツバチを入手できず、手作業による授粉作業に切り替えた。農家の男性は「こんなことは初めてだ。梨の成育や、出荷に影響が出なければいいが……」と話していた。ハチ不足が続けば、栽培コストが上がり、果樹や野菜の値段にも影響するとみられている。

 また、知多半島のイチゴ農家では、「昨年は原油高でハウスの燃料代が高騰。今年は下がったと思ったら、今度はハチ不足になった。様々な材料費も値上がりしており、泣きっ面にハチだ」といらだちを隠せない様子だった。

うちの実家も梅農家。
ミツバチを使って受粉させてる。

もしミツバチを手に入れれなくなったら…
本数が本数だけにとても手作業での受粉なんかできん。。。
おもいっきり死活問題。

農業は自然に左右されるとは言え、
生物だけに天候とは違っていつもとに戻るかわからない。
温暖化の影響もありそうや。。。

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2009年3月21日 (土)

リンゴ不法投棄

<掘り出しニュース>大量のリンゴ、河原に不法投棄 在庫抱えた農家が廃棄か
3月21日18時11分配信 毎日新聞

 【青森】五所川原市と板柳町の境界を流れる十川の河原4カ所で、リンゴが不法投棄されているのが見つかった。加工用に回った大量のリンゴを処理しきれなかったり、低価格で出荷できなくなってしまい、在庫を抱えた農家が廃棄したとみられている。町は巡回パトロールを強化する方針だ。

 投棄リンゴは一部が腐敗していたが、比較的新しいものもあった。腐敗リンゴは昨年11~12月に投棄されたとみられる。

 青森リンゴは昨年、ひょう被害などを受けて大量の傷付きリンゴが生まれ、ジュースなどの加工用に回ったが加工場も手いっぱいの状態だ。このため、県は「余剰リンゴはできるだけ堆肥(たいひ)に回し、不法投棄はしないでほしい」と市町村に通知していた。同町も堆肥化促進剤の石灰窒素購入費を半額助成している。

 同町のリンゴ農家(67)は「自分のところはすべて売ることができたが、在庫を抱えて苦労している農家もある」といい、県りんご協会の福士春男会長は「引き取り手がなく、困って廃棄したと思われる」と話していた。

うちの実家も農家だし、とても他人事じゃない。
去年だったか、和歌山県でも不法投棄問題があったしね。

「もったいない」 だの 「捨てるくらいならください」 とか
「不法投棄はだめだろ」 とか、
そんなのね、農家のことを全然知らない人たちが言ってる無責任な言葉。
不法投棄がダメってことくらい農家だってわかってるっちゅーねん。

じゃ、無料で差し上げるから5000個引き取ってくださいって言われたら
引き取れるの?

廃棄するにもお金はかかる。
それも収入がない上に出費がかかるんです。

農家にしてみれば、必死に作った作物を捨てるのって
"もったいない" どころの問題じゃない。
雹とか台風とか、自然現象が原因ならうなだれるしかないんよ。

こういう事態を見て国がどう感じてくれるのか、
きっと何か感じてくれてるはずだってことを信じるしかないんかな。。

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2009年2月 3日 (火)

スズメもいつか絶滅してしまうんかな…

スズメ 国内生息数、半世紀前の1割に 全国調査で判明
2月3日11時5分配信 毎日新聞

 国内のスズメの生息数が1800万羽にとどまることが、立教大理学部の三上修・特別研究員の調査で分かった。餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少などにより、最近20年足らずで最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したとみられる。スズメの生息数を全国レベルで推計した調査は初めて。

 調査は08年5、6月に実施。気候の偏りなどを考慮して秋田、埼玉、熊本の3県を調査地に選び、住宅地▽農村▽森林--など五つの生息環境について巣の平均密度を算出。国土交通省が持つ建物用地や森林などの面積データとの比率を基に、巣は全国に約900万個あり、個体数はつがいで約1800万羽と推定した。

 減少率は農作物の被害面積や、有害鳥獣駆除数の推移などから推定。個体数は90年以降80~50%程度減り、60年ごろとの比較では10分の1になった可能性もあると結論付けた。

 三上特別研究員は「まだ保全の緊急性が高いとは言えないが、個体数の変化をモニタリングし、減少の原因を突き止める必要がある」と話している。

そういえば確かに昔に比べて少なくなったように感じる。
田舎でもスズメの鳴き声もあまり聴かんようになったもんなぁ。

「まだ保全の緊急性は高くない」… 高くなったらもう手遅れじゃないのかな。

一番身近な鳥のスズメでさえもどんどん減って
これって自然からの警鐘でしょ。

うちのほのかも含めて今の小さい子供達が大きくなったとき
地球はどんなになってるんや…

環境問題の調査結果などが出るたびに不安になってしまうよ。。

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2009年1月22日 (木)

南極の温暖化

南極大陸でも温暖化確認、10年に0・1度ずつ気温上昇
1月22日9時31分配信 読売新聞

 南極大陸でも温暖化が進んでいることが、米ワシントン大などの研究でわかった。

 これまで南極大陸全体での気温上昇はとらえられておらず、地球温暖化の影響が確認されていない唯一の大陸とみられていた。

 成果は22日発行の英科学誌ネイチャーに掲載される。

 研究チームは南極観測が始まった1957年以降の50年間の気象データと、観測衛星のデータを組み合わせ、測候所がない内陸部の気温の変動も類推した。その結果、西南極(南極大陸西部地域)での温暖化が顕著で、大陸全体にならしても平均気温が10年で0・1度ずつ上昇していた。

 従来、各国の基地が集中している南極半島で温暖化が観測されていたが、東南極には気温が低下している地域もあり、大陸全体の状況は不明だった。

10年で0.1度ずつ上昇。。
それがどれほど大変なことか、この値だけだとピンとこない。

ニュースなんかで何年後かには冬がなくなるとか
平均気温が数度あがるとかはよく耳にするけど
それがいかに恐ろしいことなのかがいまいち伝わらないって感じる。

なんか自然現象が起これば温暖化か? って思ってしまうけど、
でも温暖化によるものかどうかの判断ってすごく難しいことなんでしょね。

専門家の方々が調査しての結果だから温暖化には間違いないってこと
やろけど、どっちにしても温暖化を抑制しなくちゃいけないのは既知の事実。

今までの50年とこれからの50年じゃまったく状況が違うからなぁ。。

もっともっと警鐘を鳴らす必要があるんじゃないでしょうか。。

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